【高金利の外債投資⑥ 流動性リスクにも気を付けて~~】浦井麻美

2017/08/31
説明

ケース

「トルコ・リラ建 ゼロ・クーポン社債 利回り 10.10%」

 

 

この外債投資にあたっての確認事項は

今回が最後の4番目のリスクだよん。

 

 

これまで

a. 信用リスク=お金を貸して大丈夫かな

b. 価格変動リスク=途中換金時に元本が目減りしてしまうかも

c. 為替変動リスク=円高に注意

だったね!

 

 

トルコリラ建て高利回り債券の最後は

4.流動性リスクだよ。

 

 

4.流動性リスク

これは4つのリスクの中で

最もインパクトが大きいリスクなんだよ。

簡単に言っちゃえば、

途中換金できない!値段がつかない!

っていうリスクのこと。

 

 

今から10年ほど前にリーマンショックを機に

世界中が大混乱になったのを覚えてるよね~~。

こういう時は、

より安全な投資先へ、より安全な通貨へ、

投資資金が逃げて行っちゃうから

トルコのような新興国通貨は

一斉に敬遠される傾向があるんだよ。

 

 

そんな時、みんなが途中換金で

債券を「売却する」という事は、

エイチ・エス証券会社が皆さんから

トルコ・リラ建の債券を

「買い取る」事になるんだよ。

 

 

みんなが欲しくない債券は

エイチ・エス証券も欲しくないだろうから、

彼らが買い取りを拒否する可能性や

著しく安い値段を提示する可能性も

否定できないよね~~~。

 

 

証券会社にはみんなが持っている

外債を購入価格で買い取る義務もないんだよ!

 

 

もしそうなった場合はどうすればいいんだろうね~?

その時に取り得る手段には限りがあるんだよ!

 

 

1. エイチ・エス証券会社が買い取りを拒否した時

(ア)諦めて、その外債を保有し続ける

(イ)エイチ・エス証券会社以外でこの外債を

  買ってくれる買い手を自分で探す

  (こりゃ~実質的に難しいと思うなぁ~)

 

 

2. エイチ・エス証券会社が著しく安い買い取り値段を提示した時

(ア)諦めて、その値段で売却する

(イ)売却しないで、その外債を保有し続ける

(ウ)エイチ・エス証券会社以外で

   もっと高く買ってくれる買い手を自分で見つける

 

 

流動性リスク=流動性がなくなる=誰もその債券の外債を欲しがらない!

っていう事なんだよ。

 

 

こうなると

いかに高金利だとしたって全く意味はないし、

実質的に残された方法は満期まで保有して

少なくとも現地通貨ベースで投資元本が

帰って来る事を祈るだけ!!!

っていう事になっちゃうんです。

 

 

恐らく為替は大幅に円高になっていると

思われるけど

全て無くなっちゃうよりは、はるかにマシだよね。

頻繁に起こる事じゃないけど、

万が一起こった時のインパクトは

非常に大きいものがあるんだよ。

 

 

最終的にまとめちゃうわよ~~。

 

 

高金利の外債投資にあたっては、

a. 信用リスク=お金を貸して大丈夫かな

b. 価格変動リスク=途中換金時に元本が目減りしてしまうかも

c. 為替変動リスク=円高に注意

d. 流動性リスク=いつでも売れるんだろうか

 

 

の4点を最初に十分に確認しなきゃいけないってこと!

こうしたリスクを十分に踏まえた上で、

あくまでも自己責任で投資するっていう事を

肝に銘じてね~~~。

 

20170831外債4つのリスク

 

 

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